Instagrammers Gourmet
1人
東京 中央区 / 会席料理 ・割烹 ・割烹料理 ・和食 ・小料理 ・懐石 ・懐石料理 ・鍋料理
TEL:03-3668-4069
不定期開催の食事会、昨晩は「よし梅 芳町亭」に集まった。夏越の祓(なごしのはらえ)をテーマにしたコース、食前酒、先付、季節の八寸、刺身、焼き物、煮物、鍋、ぞうすい、香物、デザートと、すばらしかった。鍋は名物の「ねぎま」。江戸の味という知識はあったものの、食べる機会がなかった鍋。江戸の昔はヅケにしてまぐろを保存したので、赤身が重宝され、脂の多いトロは不向き、ゆえにこの食べ方が発明されたとか。トロに火を通すと、ほろほろとくずれるほどやわらかく、たしかに味はマグロで、すこし酸味の残る(アミノ酸ですね)ふしぎな感覚。脂は出汁に溶け、それを吸った野菜のうまいこと。とくに葱。なるほど「ねぎま鍋」というだけある。そしてどんどん出汁がうまくなっていくので〆のぞうすいのすごいこと。こうして写真をとりこむと、なんと季節感のあることか。梅雨入り前に食べられてよかった。ちなみにだんなさんが料理長、おくさまも料理人。おくさまの妹さんが女将。家族経営というのも素敵だなあ。
武井義明
不定期開催の食事会、昨晩は「よし梅 芳町亭」に集まった。夏越の祓(なごしのはらえ)をテーマにしたコース、食前酒、先付、季節の八寸、刺身、焼き物、煮物、鍋、ぞうすい、香物、デザートと、すばらしかった。鍋は名物の「ねぎま」。江戸の味という知識はあったものの、食べる機会がなかった鍋。江戸の昔はヅケにしてまぐろを保存したので、赤身が重宝され、脂の多いトロは不向き、ゆえにこの食べ方が発明されたとか。トロに火を通すと、ほろほろとくずれるほどやわらかく、たしかに味はマグロで、すこし酸味の残る(アミノ酸ですね)ふしぎな感覚。脂は出汁に溶け、それを吸った野菜のうまいこと。とくに葱。なるほど「ねぎま鍋」というだけある。そしてどんどん出汁がうまくなっていくので〆のぞうすいのすごいこと。こうして写真をとりこむと、なんと季節感のあることか。梅雨入り前に食べられてよかった。ちなみにだんなさんが料理長、おくさまも料理人。おくさまの妹さんが女将。家族経営というのも素敵だなあ。