猫沢エミ
人形町の壽堂は、黄金芋や季節ごとの美しい干菓子なんかが有名ですが、セレクトキャンディーも美味しいんですの。
こちら、出雲の原寿園さんの塩金平糖。(ほかに柚子味もあり)島根県は藻塩の生産がさかんなところ。そして不昧公のお膝元としてお茶文化が盛んなゆえ、当然お茶菓子も洗練されたものが多い。
飴ってあまり大きすぎると舐めきるのにちょっと飽きるというか。金平糖は形がかわゆいのと、このサイズが私にはちょうどよい。口に入れた瞬間の、かなりパンチの効いた塩味からすっとまろやかな甘みに切り替わるところが技(*✧×✧*) #猫沢銘菓 #東京下町時間 #原寿園
猫沢エミ
イオちゃん、1回目の緩和ケア診察へ。
動物のお医者さんにも、本当にさまざまなタイプの方がいて、どの先生を信頼するかは、最終的には飼い主さんと猫ちゃんと先生が、きれいなトライアングルになれるかどうかなんだと思う。
トライアングルとは、信頼・身体のケア・心のケアの3つのバランスでもあると思う。
1週間前、即座に扁平上皮ガンの予断を下してくださって、すぐさま口腔外科の専門医へイオを託して下さった園田先生は、信頼できるイオの主治医。
もちろん、各分野の専門医に最大限に意見を仰ぐのはとても大切なことだけど、なによりイオが安心して身を任せられる主治医は、もっとも大切なポジジョンだ。
今後のイオの緩和ケアについて、丁寧に、落ち着いた口調で説明してくださる先生。まずは、液体の痛み止めを使って、どのくらいが一番適量なのかを見ていくこと。そのうえで、インターフェロン、抗がん剤の提案をしていきたいと先生。副作用のないインターフェロンは、木曜日からスタートすることになった。
ところで昨夜、イオが痛そうな表情を見せていて心配していたのだけど、ガン病巣の骨の痛みではなく、口の中に空いた穴の部分が痛かったのではと先生。「人間で言えば、ひどい口内炎がひとつある、という感じでしょうね。」と、とてもわかりやすい説明で、安心した。(口内炎、痛いけどね…😅)
まだイオの身体本体は、ほぼ無傷で(小さな転移は始まっているだろうけど)口の痛みをうまく抑えることができれば、充分ごはんは食べられる。まずは、減ってきた食欲を戻して、身体が出来るだけ弱らないようにしていくことに集中したい。ビタミンと水分も点滴して頂いた。
イオの2〜3ヶ月前の体重が、4.55kg 今日は4.36kg 。まだガクンと落ちてはいないから、ここで食い止めてあげたい。
出来ることを整理して実行すると、ホッとする。病院を出て、イオちゃんと一緒に、お向かいの水天宮さまに向かって手を合わせた。
イオちゃんにちょこっと付き合ってもらって、すぐ近所の壽堂で節分豆を買った。ここ、人形町は、今も江戸時代の人情が息づいている。お惣菜屋さんも、座売りのお菓子屋さんも、イオがちょこんと顔を出したまま訪れても、誰も嫌な顔をしない。むしろ「あらぁ〜かわいい猫ちゃんですね。おとなしくていい子だこと。」と喜んでくれる。
あゝ…そうか。国芳か。
国芳が、俺の一番の気に入り猫・お伊緒をそろそろ江戸に返せって言っているのか。浮世絵先生、もう少しだけお伊緒と一緒にいさせてください。お頼み申します。
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